①源泉は9本!自然湧出、源泉掛け流し
②豊富な湯量、湯船は全部で8つ
③部屋数10室、温泉三昧の宿
圧倒的な湯量を誇る自然湧出泉かけ流しの醍醐味
磐梯吾妻スカイラインの東の起点、標高750m付近に自然湧出する高湯温泉は、古くは信夫高湯と呼ばれ、
山形の最上高湯(蔵王温泉)、白布高湯(白布温泉)とともに“奥州三高湯”と称せられた名湯である。
高湯温泉の源泉は9本で、総湧出量3258ℓ/分。
これを8軒の旅館と1軒の共同湯で使用するという贅沢さ。
いずれも自然流下で適温にした源泉かけ流しの極上湯が楽しめるが、
吾妻屋は総湧出量の4割の権利を持つ高湯温泉の湯元の1軒で、宿に引く源泉は600ℓ/分。
この豊富な湯量を駆使した湯船は内湯、露天、貸切風呂合わせて全部で8ヵ所。
部屋数10室だけなので、ほとんど湯船を独占できる温泉三昧の宿だ。
女将の接客、館主が自ら腕を振るう料理も楽しみ。
( 写真上:男湯・露天風呂「山翠」)
屋外にある湯小屋「風楽」には、貸切で利用 (無料) できる露天風呂が3つある。
客室はすべて趣の異なる造りの和室が10室。1人泊でも受け付けている部屋もある。
福島産和牛をはじめ、山海の味が並ぶ夕食の一例。館主自ら腕をふるっている。
高湯バス停のすぐ近く、山の斜面に建つ宿の外観。左端はエレベーター棟。
高湯温泉・吾妻屋
・ふりがな:たかゆおんせん あづまや
・住所:福島県福島市町庭坂字高湯33
・電話番号:024-591-1121
・交通:
電車/東北新幹線福島駅西口から高湯温泉行きバスで36分、高湯下車すぐ
車/東北自動車道福島西ICから約30分
・泉質:酸性・含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩泉
・源泉温度:49.1度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2016年11月23日/更新日:2019年1月31日)
◆カテゴリー:稀少/湯の色(白系)|泉質/硫黄泉(万病に効く湯)・酸性泉(殺菌の湯)