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推薦本vol.8/『さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう!』

温泉について、「もっと知りたい!」「もっと詳しくなりたい!」という勉強熱心な温泉好きのみなさまへ、温泉達人が名著をおすすめします。

この本の著者の山﨑まゆみさんがいま傾注しているテーマが「高齢者や身体の不自由な人にこそ温泉」。
その原動力は、本書の中の「私と亡き妹の物語」の項で明らかにされています。

車いすでも、身体が不自由でも、温泉を楽しめる!
さあ、バリアフリー温泉旅行へ!

 

さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう!/山﨑まゆみ

『さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう!』 
(河出書房新社、本体価格1350円+税)
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♨︎温泉達人の推薦文

著者の山﨑まゆみさんにお会いしたのは、もう20年ほど前になる。
モデル&ライターの二役をこなす“モデライター”として温泉業界にデビューして間もない頃である。
それからの活躍と進化には目をみはるばかり。
活動の幅は温泉だけにとどまらず、ノンフィクションライターとして活躍の場を拡げ、海外に取材した『ラバウル温泉遊撃隊』、故郷長岡の花火師の生きざまを追った『白菊』などの労作もある。
そんな著者がいま傾注しているテーマが「高齢者や身体の不自由な人にこそ温泉」。
バリアフリーを導入した温泉宿を精力的に取材して『バリアフリー温泉で家族旅行』『続・バリアフリー温泉で家族旅行』(共に昭文社刊)を刊行し、さらに進化させてたどり着いたのが本書である。
それほどに、著者が「バリアフリー温泉」にかける思いとはなにか。
その思いは本書の中の「私と亡き妹の物語」の項で明らかにされている。
幼少時に事故に遭って身体が不自由だった妹さんを温泉に連れていきたかったが、はなから無理だと諦め、生前の妹さんをついに温泉に連れていけなかったこと。
実は、妹さんを受け入れてくれる「バリアフリー温泉」が当時も存在していたのを後になって知ったこと。
その痛切な無念の思いが、著者の「バリアフリー温泉」に取り組む原動力となっていることは想像に難くない。

 

♨︎著者の山﨑まゆみさんより

秋田県乳頭温泉郷鶴の湯で、初めて温泉取材をしたのが1997年の暮れでした。
あれから、随分と取材を積み重ねてきました。
元日本兵が癒された温泉を探しに、パプアニューギニアのラバウルのジャングルの奥地まで足を伸ばしたこともありました。
こうした国内外の温泉取材を通して、いま、改めて思うこと。
それは日本人にとって温泉はかけがえのないものであるということです。
どれだけ温泉を必要としているか――。
ご高齢になったから、身体が不自由だからといって、温泉を諦めてほしくない気持ちでいっぱいです。
もし身近にそのような方がいれば、本書をお届けください。

 

さあ、バリアフリー温泉旅行に出かけよう! 
(河出書房新社、本体価格1350円+税)
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