①ひときわ目を引く風格漂う和風宿
②趣味人の館主のセンスが随所に光る
③クオリティ高し！館主が腕を振るう料理
館主自ら腕を振るう料理自慢の民芸調の宿
松本市郊外、美ヶ原高原の麓にあり、『日本書紀』に「束間の湯」と記されているのがこの湯と伝わる。
もしそれが正しければ1300年も前から湧いていた古湯ということになる。
白糸通りと呼ぶ狭い通りに数軒の宿が小さな温泉街を形成しているが、その中でひときわ目を引く風格漂う和風宿がこの宿。
館内は松本家具を配した民芸調で、趣のある庭園をはさんで木造3階建ての松軒楼と清風閣が建つ。
ともに昭和8年築だ。
オーディオをはじめ、趣味人の館主のセンスが随所に光る。
圧巻なのは館主自ら腕を振るう料理で、温泉旅館では群を抜くクオリティの高さ。
料理旅館と言っても過言ではない。
風呂は男女別の内湯＋露天風呂。
貸切露天風呂 (有料) も１つある。
( 写真上：男湯・露天風呂 )
白糸通りに面した木造3階建ての松軒楼。それぞれ意匠の異なる客室が7室ある。
松軒楼にある客室「女鳥羽」の間。もう一方の木造3階建ての清風閣は客室10室。
松軒楼と清風閣・浴舎の間には趣ある庭園がひろがり、足湯も設けられている。
夕食前に宿泊客に披露される、館主花岡貞夫さんの手打ち蕎麦の実演風景。
美ヶ原温泉・旅館すぎもと
・ふりがな：うつくしがはらおんせん りょかんすぎもと
・住所：長野県松本市里山辺451-7
・電話番号：0263-32-3379
・交通：
電車／JR篠ノ井線松本駅から徒歩5分の松本バスターミナルから美ヶ原温泉行きバスで21分、終点下車、徒歩3分
車／長野自動車道松本ICから約20分
・泉質：アルカリ性単純温泉
・源泉温度：42.8度
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文・写真／飯出敏夫
(公開日：2016年11月23日)
◆カテゴリー：泉質／単純温泉(やさしい湯)
