①深い森に囲まれた立派な一軒宿
②訪れてまず歓声!雄大な山々な眺め
③露天から眺める穂高連峰も一級品
霞沢岳と穂高連峰を望む錦秋の露天風呂
中の湯温泉が釜トンネルのすぐ近くに開業したのは大正4年(1915)のこと。
以来、岳人はこの宿を冬季のベースとして、雪の上高地から穂高連峰をめざし、
そして湯に浸かって生還した喜びをかみしめた。
現在の九十九折の国道158号沿いに建つ中の湯温泉は、安房トンネルの建設にともない、
平成10年4月に現在地へ移転したもの。
周囲はブナが目立つ深い森で、ちょっと立派すぎるほどの鉄筋建ての一軒宿である。
訪れた客はまず、ロビーから大きなガラス窓越しに望む霞沢岳、
谷間の彼方に偉容を見せる穂高連峰の眺めに歓声を上げる。
男湯の露天風呂から眺める穂高連峰の眺めも一級品だ。
女湯の露天風呂は、たまにカモシカも姿を見せるという深い森に面している。
( 写真上:男湯・露天風呂 )
こちらは女湯の露天風呂。カモシカも姿を見せる森に臨み、心静かに温泉が楽しめる。
ロビーから望む錦秋の山々。その奥に連なる穂高連峰にはすでに初雪が降ることも。
広葉樹の森をバックに建つ宿は、ちょっと意外なほどの堂々とした造りの鉄筋建築。
客室は飾り気のない和室中心。窓の外には紅葉に染まる山肌が迫り、飽きさせない。
中の湯温泉・中の湯温泉旅館
・ふりがな:なかのゆおんせん なかのゆおんせんりょかん
・住所:長野県松本市安曇4467
・電話番号:0263-95-2407
・交通:
電車/松本電鉄新島々駅からバスで50分の中の湯下車(宿泊客はバス停から送迎車5分、要予約)
車/長野自動車道松本ICから1時間10分
・泉質:単純硫黄泉
・源泉温度:55.1度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2016年11月23日)
◆カテゴリー:絶景/紅葉|稀少/湯の色(白系)|泉質/硫黄泉(万病に効く湯)