①温泉街から離れた、一軒宿の趣
②離れが2棟!グループ貸し切りに◎
③囲炉裏の炭火で味わう伝統料理
伝統の囲炉裏会席料理と風呂三昧の秘湯宿
湯西川温泉は、平家落人伝説が残る栃木の名湯である。
中心部には旅館や土産物屋、食事処、素朴な共同浴場などもあって、山深い地ながら温泉街を形成しているが、
この「上屋敷 平の高房」は温泉街から1.5kmほど奥に離れた段丘の上に一軒宿の趣で建つ。
1975年創業と湯西川では新しい宿で、材木商をしていた先代が持ち山から伐り出した欅材などをふんだんに使い、豪壮な砦のような宿を建てた。
広大な敷地に建つ贅沢な造りで、客室は母屋に16部屋、それに半露天風呂付きの離れが2棟 (15名収容) あり、グループ貸し切りで利用できる。
独自の源泉は平成3年に掘削されたもので、1軒で使用しているので湯量は豊富。
母屋に男女別の内湯+露天風呂、庭の一角に男女別の露天風呂、さらに貸切露天も2ヵ所あり、源泉かけ流しの肌に優しい湯が満喫できる温泉三昧の宿である。
囲炉裏の炭火で川魚、肉、山の幸を焼きながら味わう食事が湯西川の伝統料理で、ここでは「砦料理」と呼んでいる。
竹筒の燗酒も秘湯ムードを演出している。
冬季の名物イベント「湯西川温泉 かまくら祭」見物のベースとしても好適だ。
(写真上:男湯・庭に一角にある露天風呂)
湯西川の山並みを望む段丘上に建つ外観は、豪壮な砦の趣がある堂々たる構え。
母屋にある男女別の内湯 (写真は男湯)。外に庭園風の露天風呂が併設されている。
二間続きの「清盛」の間。平家にちなむ名称が付けられた客室からの眺めもいい。
囲炉裏のある食事処で味わう「砦料理」の夕食。(写真提供:上屋敷 平の高房)
湯西川温泉・上屋敷 平の高房
・ふりがな:ゆにしがわおんせん かみやしきたいらのたかふさ
・住所:栃木県日光市湯西川1483
・電話番号:0288-98-0336
・交通:
電車/野岩鉄道湯西川温泉駅から湯西川温泉行きバスで25分、終点下車、徒歩20分(バス停から送迎あり、要連絡)
車/日光宇都宮道路今市ICから約1時間20分
・泉質:単純温泉
・源泉温度:56.0度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2018年4月6日)
◆カテゴリー:泉質/単純温泉(やさしい湯)