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群馬/川中温泉・かど半旅館

川中温泉・かど半旅館/混浴露天風呂

こけしのいいゆ!ポイント

①川の中から自然湧出の温泉が湧く一軒宿

②美肌づくりで有名な「日本三美人の湯」

③うどんと具沢山の名物「おっきりこみ」


 

渓流沿いの秘湯宿は女性に人気の「日本三美人の湯」

川中温泉・かど半旅館は、吾妻川支流の雁ヶ沢沿いにある一軒宿だ。
国道145号の旧道からわずか1.5kmほど山中に入るだけなのに、自然環境はまさに秘湯の趣
そして、民家然とした外観にも驚かされるが、近年リニューアルされて綺麗になった館内との落差に二度驚かされる。
温泉は目の前を流れる雁ヶ沢川の河床から湧く
ゆえに川中温泉という。
開湯の歴史ははっきりとはわかっておらず、1934 (昭和9) 年の室戸台風による雁ヶ沢川の氾濫で、それまであった宿が流出。
その後、かど半旅館の先々代が湯の権利を買い取り、1939 (昭和14) 年に再興したことはわかっている。
温泉は昔から美肌づくりの温泉として知られ、龍神温泉(和歌山県)、湯の川温泉(島根県)とともに「日本三美人の湯」と称せられる名湯だ。
源泉温度34.2度のため加温するが、循環ろ過や塩素消毒なしの源泉かけ流しの風呂は、男女別内湯混浴の内湯「大湯」+露天風呂 (女性専用時間あり) がある。
日帰り入浴は不可。
名物料理は、館主みずから手打ちしたうどんと、野菜などたくさんの具と煮込んだ「おっきりこみ」
上州のソールフードで、夕食の一品として食膳に上る。

( 写真上:混浴露天風呂 )

 

川中温泉・かど半旅館/外観
秘湯の一軒宿、川中温泉・かど半旅館。温泉は目前を流れる雁ヶ沢川の河床から湧く。

 

川中温泉・かど半旅館/内湯(男湯)
男女別の内湯 (写真は女湯) は3人ほど入れる大きさ。加温された温泉がかけ流しだ。

 

川中温泉・かど半旅館/客室
客室は全部で12室あり、6畳・8畳・10畳の和室が中心。写真は8畳の「雛菊」。

 

川中温泉・かど半旅館/夕食
食事は1階の椅子とテーブル席の食事処で。夕食にはこれに「おっきりこみ」が付く。

 

川中温泉・かど半旅館/おっきりこみ
幅広の手打ちうどんと豊富な野菜などを煮込む「おっきりこみ」は上州のソールフード。(写真:温コレ編集部)

 


川中温泉・かど半旅館

ふりがな:かわなかおんせん かどはんりょかん

住所:群馬県吾妻郡東吾妻町松谷2432

電話番号:0279-67-3314

交通

電車/JR吾妻線川原湯温泉駅から送迎車で約20分 (要予約)

車/関越自動車渋川伊香保ICから約50分

泉質:カルシウム-硫酸塩泉

源泉温度:34.2度

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群馬県吾妻郡東吾妻町松谷2432

 

文・写真/飯出敏夫
(公開日:2022年2月12日)

◆カテゴリー:絶景/渓流|泉質/硫酸塩泉(傷の湯)


【かど半旅館】湯守インタビューはこちら

川中温泉・かど半旅館/小林正明さん

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