①赤谷川の清流に面した秘境の一軒宿
②歴史のある湯治向きの「ぬる湯の名湯」
③とびきり新鮮な湧きたての源泉を堪能!
赤谷川の清流に面した秘境に建つ湯治向きの一軒宿
上越国境の山々が迫る利根川支流の赤谷川沿い、深閑とした秘境の自然環境の中にポツンと建つのが川古温泉の一軒宿、浜屋旅館である。
ただし、建物はいたって近代的で、エレベーター完備の鉄筋4階建ての新館と、いまは使っていない鉄筋3階・半地下1階 (浴場フロア) 建ての旧館が並び建つ。
温泉の歴史は古く、浜屋旅館に引き継がれたのは大正時代。
現館主で3代目を数える。
昔からリウマチや神経痛に良く効く「ぬる湯の名湯」と知られ、多くの湯治客を迎えて来たが、施設は新しくなってもその湯治の伝統を継承しているのが心強い。
現在使っているのは新源泉だが、それでも源泉温度はややぬるめの約40度。
この加水・加温・循環ろ過・塩素消毒なしの湧きたての源泉が、男女別と混浴の内湯3つ、女性専用露天風呂、そして渓谷美を一望する河畔に造られた混浴の大露天風呂に注がれている。
安価で泊まれる湯治プランも用意されており、疲れた心身をリセットするには絶好の癒しの宿となっている。
( 写真上:混浴・露天風呂 )
赤谷川上流部の河畔に建つ一軒宿。良泉と静けさが心に沁みる自然環境が大きな魅力だ。
とびきり新鮮な源泉かけ流しの湯が満喫できる。写真は小ぶりで適正な大きさの男湯。
ここは二間続きで広めの客室「えびす」。和室中心の全12室で、洋間も用意している。
食事は山と川の食材中心の手作り料理。湯治プランでは品数を減らした別献立になる。
川古温泉・浜屋旅館
・ふりがな:かわふるおんせん はまやりょかん
・住所:群馬県利根郡みなかみ町相俣2577
・電話番号:0278-66-0888
・交通:
電車/上越新幹線上毛高原駅から猿ヶ京行きバスで約25分、休石バス停下車、バス停から送迎車で10分 (要予約)
車/関越自動車月夜野ICから約40分
・泉質:カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
・源泉温度:39.8度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2021年1月9日)