①南三陸海岸の断崖上に建つ大型宿
②震災直後は避難民受け入れ先として貢献
③太平洋を一望!露天からの朝日に感動
絶景露天風呂から望む三陸の海原と朝日
南三陸海岸の志津川湾を望む断崖上に建つ、鉄筋10階建てのリゾート風の大型宿。
客室は和室を中心に和洋室や洋室など全244室を擁し、三陸観光の中心として君臨している。
高台に立地しているのが幸いして、東日本大震災の津波の被害は免れることができたが、
震災時は眼下の海の底が見えるほどに潮が引き、そして志津川の町を津波が襲ったという。
直後は避難民の受け入れ先となって貢献したが、
震災の1年後に泊まったときの女将やスタッフの体験談は衝撃的だった。
その体験を風化させないために、いまもスタッフが「語り部」を続けている。
自慢は太平洋を一望にする大露天風呂で、
夜明けから朝日が昇るまでの刻々と変わる風景を眺めながらの入浴は感動的だ。
( 写真上:男湯・露天風呂 )
大型宿だけに大浴場もこのスケール。露天が風の強い日はこの大きな窓から海を眺望。
国道45号沿いの断崖上に建ち、眼下に太平洋の荒波が砕け散る風景も眺められる。
朝日が差し込むロビーもはるか見渡すような広さ。大きなガラス窓からは太平洋が一望。
客室の窓辺にはカモメもまるで挨拶に訪れるかのようにやってくる。のどかな時間…。
南三陸温泉・南三陸ホテル観洋
・ふりがな:みなみさんりくおんせん みなみさんりくほてるかんよう
・住所:宮城県本吉郡南三陸町黒崎99-17
・電話番号:0226-46-2442
・交通:
電車/JR気仙沼線柳津駅からBRT(バス高速輸送システム)で20分、
陸前戸倉駅から送迎車で3分(要予約)、
または東北新幹線仙台駅から無料シャトルバスで約2時間(要予約)
車/東関東自動車道潮来ICから約1時間
・泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
・源泉温度:26.2度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2016年11月23日)