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神奈川/姥子温泉・秀明館 (日帰り温泉)

姥子温泉・秀明館/男湯

こけしのいいゆ!ポイント

①箱根神社の元社領地に湧く霊泉

②岩盤の壁・足元からの自然湧出!

③ひたすら湯に向き合う、再生の場


 

「箱根七湯」番外の姥子の湯は、岩盤壁自然湧出の霊泉

江戸時代に「箱根七湯」と称された温泉場の中に、「姥子の湯」は含まれていない。
その訳は、かつて姥子は
箱根神社の社領地に湧く霊泉で、修行場、温泉霊場として一般の庶民にとっては敷居の高い、いわば別格的な温泉であったからだ。
箱根の神山信仰の霊場であり、湯垢離場としての歴史を持つ「姥子の湯」が、危うく開発会社に売却される運命だったのを間一髪救ったのが、箱根湯本の人気の日帰り施設「天山湯治郷」だった。
秀明館の売却、解体、建て替えの話を耳にし、「箱根で温泉を手掛けさせてもらっている以上、この湯とこの場を守るのは自分たちの使命だ」と感じたという。
見た目は昔の姥子の湯と変わらない環境を維持し、岩盤壁や足元から自然湧出する源泉を守り、伝説の姥子堂薬師堂も改修、荒れ放題だった霊地をも蘇生させた。
現況のような温泉霊場の景観を守りつつ、ひたすら湯に向き合い、療養主体の再生の場として、2005 (平成17) 年5月にオープンさせた。
入浴システムは、タオルセットと浴衣、貸し座敷 (11室) 付きの4時間制 (部屋により2500円か3100円、4000円も1室あり) で、15時以降は入浴のみ1800円 (タオルセット付き) も受け付ける。
営業時間は4~11月10~17時 (閉館18時)、12~3月10~16時 (閉館17時)、最終木曜と2月が休館となっている。

( 写真上:男湯 )

 

姥子温泉・秀明館/女湯
こちらは女湯。気持ち男湯より小ぶりだが、霊泉の雰囲気が男湯よりも濃い。

 

姥子温泉・秀明館/外観
老舗旅館の面影を残す受付のある棟の玄関。ロープウェイがすぐ上を走る。

 

姥子温泉・秀明館/貸し座敷
和室の「貸し座敷五」。湯上がりにはゴロリと横になってひと眠りする客も。

 

姥子温泉・秀明館/霊場
敷地内にある霊場。向かって左が薬師堂、右が姥子堂、正面に箱根神社の石祠。

 


姥子温泉・秀明館

ふりがな:うばこおんせん しゅうめいかん

住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根160

電話番号:0460-84-0026

交通

電車/箱根登山鉄道箱根湯本駅から湖尻・箱根園行きバスで約40分、姥子下車、徒歩3分。箱根ロープウェイ姥子駅から徒歩8分

車/小田原厚木道路小田原西ICから約45分、東名高速道路御殿場ICから約40分

泉質:単純温泉

源泉温度:岩盤自然湧出泉48.4度、揚湯泉51.3度

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35.2437985,139.0082172

 

文・写真/飯出敏夫
(公開日:2018年12月27日)

◆カテゴリー:稀少:足元湧出泉|泉質/単純温泉 (やさしい湯)

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