①遊廓を改装した昭和レトロな和風宿
②中庭の浴殿、蔵座敷に光る宮大工の技
③そのままのおもてなしが外国人客に人気
昭和ロマン漂う和風宿は外国人客にも大人気
湯田中駅のすぐ近くにあり、この辺は正確には新湯田中温泉といい、かつては遊廓があった場所だ。
本館は明治中頃の建築で、かつての遊廓を買い取って旅館として改装し、「清風荘」として昭和26年に創業した。
平成元年に大改装している。
館内に一歩入ると昭和レトロの雰囲気が残り、中庭に建つ浴殿、蔵座敷などに宮大工の技が随所に窺える。
木造3階建ての本館 (蔵座敷を内蔵) と木造2階建ての別館に客室は14室。
風呂は男女交替制の露天風呂「平清露天風呂」と、秋から早春にかけてはリンゴ風呂になる「平安アイデア風呂」、貸切利用の「檜風呂」(無料) がある。
家族経営で、外国人客にもまったくおもねないそのままの日本的な接客が受けて、最近は宿泊客の7割以上を外国人客が占めるというのが話題の宿である。
( 写真上:男女交替制・「平清露天風呂」)
昭和の面影を残す和風の佇まい。一見、2階建てのように見えるが木造3階建てだ。
見事な湯屋建築の浴殿 (平安アイデア風呂) がある中庭を囲むように宿泊棟が建つ。
男女交替制の「平安アイデア風呂」。リンゴ風呂になるのは9月中旬~3月末の間。
客室は全14室 (うちトイレ付き4室)。写真はトイレ付きの「岩菅」の間。
新湯田中温泉・清風荘
・ふりがな:しんゆだなかおんせん せいふうそう
・住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏3268
・電話番号:0269-33-3295
・交通:
電車/長野電鉄湯田中駅から徒歩3分
車/上信越自動車道信州中野ICから約15分
・泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
・源泉温度:55.8度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2018年8月5日)
◆カテゴリー:泉質/塩化物泉 (熱の湯)