①肌に泡がびっしり!“ラムネの湯”
②まるで美術館!洋風の外観
③飲んでも良しの療養温泉
泡付きの良さでは長湯温泉でもピカイチの存在
炭酸泉と呼ばれて最近人気の二酸化炭素泉には冷泉が多いが、その中で高温の湯が湧く長湯温泉は特筆に値する。
療養泉としての評価も高く、長湯温泉ではドイツの炭酸泉の温泉保養地と交流し、
温泉街のあちこちに洋風の飲泉所などを設けてアピールしてきた。
この泉質は源泉中に炭酸ガスを多く含んでおり、入浴すると肌に泡がびっしりと付く湯が多いのが一番の特徴。
それを実感できるのが、老舗の大丸旅館が外湯として建設した、まるで美術館のような外観の日帰り温泉館だ。
露天風呂の湯口付近に浸かると、その泡付きの状態に驚嘆する。
高温の別源泉が注ぐ内湯は、泉質名に含二酸化炭素は付かないものの、
それでも規定値近く含んでおり、療養効果には遜色がない名湯といえよう。
( 写真上:男湯・露天風呂 )
ちょっと見は温泉施設とは思えない、美術館のような外観。設計は建築家・藤森照信氏。
内湯には、遊離二酸化炭素が1000mgに届かないが、高温の別源泉が引かれている。
ご覧の通り、露天風呂の湯口付近は特に泡付きがよく、まさに“ラムネ湯”が実感できる。
長湯温泉は飲泉も盛んな療養温泉で、ラムネ温泉館の通路脇にも飲泉所がある。
長湯温泉・ラムネ温泉館
・ふりがな:ながゆおんせん らむねおんせんかん
・住所:大分県竹田市直入町長湯7676-2
・電話番号:0974-75-2620
・交通:
電車/JR豊肥本線竹田駅から久住経由長湯温泉行きバスで50分、脇田下車、徒歩2分
車/大分自動車道湯布院ICから約1時間
・泉質:含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉
・源泉温度:32.3度
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文・写真/飯出敏夫
(公開日:2017年4月11日)
◆カテゴリー:泉質/二酸化炭素泉(泡の湯)