①楊貴妃のミステリアスな伝説が残る
②向津具半島の付け根に湧く
③余裕のある間取りの大規模一軒宿
ミステリアスな伝説が残る向津具半島の付け根に湧く温泉
山口県北西部の日本海に突き出した向津具半島には、ミステリアスな伝説が残る。
あの楊貴妃が生き延びてこの半島に漂着したが、まもなく死去。
それを悼んだ里人が久津の二尊院に丁重に埋葬したといい、
彼女の墓と伝わる五輪塔や楊貴妃の大理石像も建立されている。
油谷湾温泉はその半島の付け根に湧く。
宿は鉄筋8階建ての「朝凪の棟」と3階建ての「夕凪の棟」が並び建つホテル楊貴館1軒のみで、
客室は余裕のある間取りの39室。
風呂は「夕凪の棟」に展望露天風呂付き大浴場「玄宗の湯」と「楊貴妃の湯」があり、朝に男女入替制。
「朝凪の棟」にも窓が開閉式の男女別の展望露窓風呂と貸切檜風呂(有料)がある。
( 写真上:露天風呂「楊貴妃の湯」)
こちらは「玄宗の湯」の露天風呂。温泉は肌がすべすべになる“美肌の湯”だ。
8階建ての「朝凪の棟」と3階建ての「夕凪の棟」が並び建つ大規模な一軒宿。
部屋は広々とした和洋室が中心。対岸には風力発電施設が立つ向津具半島を望む。
魚介料理を中心に洋皿も並ぶ夕食の一例。この日はアンコウ鍋も食膳に加わった。
油谷湾温泉・ホテル楊貴館
・ふりがな:ゆやわんおんせん ほてるようきかん
・住所:山口県長門市油谷伊上130
・電話番号:0837-32-1234
・交通:
電車/JR山陰本線伊上駅から送迎車で3分(要予約)
車/中国自動車道美祢ICから約50分
・泉質:アルカリ性単純温泉
・源泉温度:26.8度
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山口県長門市油谷伊上130
文・写真/飯出敏夫
(公開日:2016年11月23日)
◆カテゴリー:絶景/海|泉質/単純温泉(やさしい湯)